黒豆図書館
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豆は、昔から漢方で薬として扱われているほど、からだによい食材として知られています。中国では「腎」(からだの成長や生殖をつかさどる場所をさします)を補うものとして黒大豆がよいと考えられていました。また、1997年に世界ガン研究基金が発表した報告書に「ガンを予防するためには黒大豆、小豆、大豆などの豆類を毎日食べるとよい」と書かれていたことから、世界中の人々が豆類に注目するようになりました。日本でもようやく健康志向から、豆類、穀類の伝統食が見直されているほか、いろいろな加工食品に取り入れられています。
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豆類の中でも、黒ゴマなどのブラックパワーの一つとして話題を集めているのが「黒豆(黒大豆)」です。黒大豆は、「イソフラボン」や「サポニン」といった大豆に含まれる健康成分に加えて、黒い皮の部分に「アントシアニン」という成分があることから非常に話題を集めています。
とくに「アントシアニン」は、第7の栄養素として注目の抗酸化物質、ポリフェノールの一種。病気の90%は活性酸素が原因といわれていますが、その活性酸素を抑制する働きがあります。「アントシアニン」も、黒豆の場合、96%が「シアニジン-3-グルコシド」という種類であり、他の種類に比べ優れた抗酸化作用があることが明らかになりました。 兵庫県のクリニックでは、実際に黒大豆の煮汁を用いて臨床を行い、高血圧、低血圧、高脂血症、糖尿病、肝機能障害などにおいて改善結果が得られたという報告もあります。テレビ番組「あるある大事典」でも黒豆が取りあげられ、血液サラサラ効果と脂肪の吸収を防ぐダイエット効果があることがわかりました。 |
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1.アントシアニンで血液サラサラに
黒大豆の皮に含まれるアントシアニンには、強力な抗酸化作用があります。血液をサラサラにし、動脈硬化、高血圧、ガン予防につながります。また、脂肪吸収を抑える働きもあり、ダイエットにも効果的です。 2. 大豆サポニンでからだの老化防止 黒大豆に多く含まれている大豆サポニンにも、抗酸化作用があります。血中コレステロールや中性脂肪値を正常に保ち、動脈硬化の予防、老化防止に役立ちます。 3.大豆イソフラボンが更年期をサポート 大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きを持ち、更年期障害を緩和するということで注目の成分です。また、骨からカルシウムが溶け出すのを食い止め、 骨そしょう症の予防にも期待されています。 4.大豆ペプチドで元気モリモリに 大豆ペプチドはアミノ酸がいくつか結合した物質です。基礎代謝を活発にし、 体脂肪の燃焼を促進させるほか、脳機能の向上やリラクゼーション効果があります。 |
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■利尿作用・・・新陳代謝を促す
■活血作用・・・血の巡りをよくする ■解毒作用・・・毒素を中和する |
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<ガンを予防> 黒豆のアントシアニンの持つ強力な抗酸化作用により、ガンの予防に期待されています。 <糖尿病を予防> 黒豆の成分が糖尿病に大切なインシュリンを作るすい臓を強化します。 黒豆の煮汁で血糖値が下がったという事例もあります。 <ボケ防止> ラットの実験で黒豆の成分が記憶力をアップさせたそうです。また、大豆レシチンも脳の老化防止に働きかけます。 <高血圧の予防> 黒豆の成分が血管を広げたり、悪玉コレステロールを減らします。血流をよくし、血圧安定に結びつきます。 <便秘解消> 豊富な食物繊維が腸内をスムーズにしてくれます。 またオリゴ糖の整腸作用もプラスされて便秘を解消してくれます。 <冷え性改善> 冷え性の主な原因は血行不良によるものです。アントシアニンやビタミンEなどが血行を改善します。 |
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