2023年 黒豆栽培記録
今年もJAハリマさんご協力のもと、兵庫県宍粟市の畑で社員研修を兼ねた黒豆栽培が始まりました。
収穫までの間、不定期で更新していきますので、黒豆の成長をいっしょにお楽しみください!
黒豆の播種(種まき)
連日の雨天で畑が乾かなかったため、久しぶりにポット入れの播種となりました。
今年は新入社員の皆さんにも手伝っていただきました!
ポットに土を入れる人、土をならす人、水をやる人、種を入れる人…と役割分担で播種作業に挑みます。
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黒豆の種まきなんてなかなか出来ない体験なので、たくさんの気づきがあったようです。
今年は雨の多い梅雨入りとなりましたが、状況にあわせてしっかり黒豆が育つよう、見守っていきたいと思います。
苗の移植をしました
今回も、新入社員の皆さんにも手伝っていただき苗の移植を行いました。
約10日ほどの時間で、小さな豆がこんなに大きく成長していることに驚いたようです。
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恒例の移植機「なかよしくん」を使いましたが、これが見た目以上に重労働なのです。
移植機で苗を埋める人と、移植機に苗を入れる人の2人1組で作業しましたが、終わるころにはみんなくたくたになっていました。
作物を育てるのはほんとうに大変ですが、だからこそ、すくすく大きくなってほしいものです。
背が伸びてきました
今年は本当に暑い夏ですね。
黒豆の株たちもだいぶ大きくなりましたが、株の背丈は畑によって差がありまちまちのようです。
写真の株は40cmちょっとくらいですが、平均は45~55cmだそうです。
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天候自体は、少雨もあり悪くないようす。花の季節まであと少し、しっかり育ってほしいものです。
黒豆の花の季節です
台風7号の影響が心配でしたが、倒伏などの被害は少なかったようで、ひと安心。
お盆が過ぎ、黒豆の花は一番花が終わって二番花が咲き始めました。
生い茂った葉をかき分ければ、たくさんの可愛い小さな花を見ることができるいい季節です。
莢つきの状況
花の時期から1か月、黒豆畑ではいよいよ枝豆収穫にむけて動き出しています。
莢の数はまずまず出ています!ただ、一粒莢が多めで実の膨らみが遅れている傾向が…。
異常な暑さの夏でしたし、今後も天候にはできるだけ注意を払いつつ生育を見守っていきます。
新豆の作柄について
夏季に続いた酷暑の影響で、先月から懸念していた実の膨らみが進んでいません。
播種の時期により出来にかなりの差がありますが、大粒はかなり少ない予想となり、新豆の作柄は大凶作となる見込みとなってしまいました。
ここ数年の気候変化にあわせて試験的な方法での栽培も行っていますが、自然のことなので頭の痛い問題です…。
近年、豊作と言える年がない中でも、今年の丹波黒大豆は特に大凶作となってしまいました。
年末には新豆をお待ちいただいていたお客様にもほとんどお届けをすることがかなわず、大変申し訳ありません。
産地でも試行錯誤は行われており、成果が見えた点もありますが、なかなかすぐ対応できない部分も多くあります。
それでも、美味しい黒豆をお届けしたいという思いは変わりませんので、
来年も慎重に、農家の皆さんとともに黒豆を見守りたいと思います。